2012年5月8日(火)
2012国民平和大行進
核兵器廃絶 一緒に 東京で出発集会
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核兵器の全面禁止とともに、大震災の被災者支援、自然エネルギーへの転換を合言葉に、「2012年国民平和大行進」(東京―広島コース)が6日、東京都江東区の夢の島から出発しました。第五福竜丸展示館前で開かれた出発集会には900人が参加しました。
第五福竜丸平和協会の川崎昭一郎代表理事が連帯あいさつをし、被爆者や日本青年団協議会の澤田康文常任理事らが「夢の島からヒロシマ・ナガサキへ」と題してリレートークしました。
日本原水爆被害者団体協議会の山本英典事務局次長は、「被爆者が生きているうちに核兵器をなくさないといけない。私たちは、政府に対し魂を入れる運動をしています。現在の被爆者援護法には魂がない。核兵器を廃絶するという明確な意思表示がない。原爆犠牲者を出したその罪をわびて償いをする国家補償という魂も入っていない。私も79歳。命の限り、声がある限り、核兵器廃絶と国家補償のためにがんばっていきます。一緒にがんばりましょう」と訴えると大きな拍手に包まれました。
集会後、1000人にまで膨らんだ参加者は、被災地支援のお礼として岩手・宮古民商から贈られた18枚の大漁旗や組合・団体旗を先頭に、夕方まで東京都内を行進しました。