2012年5月10日(木)
小沢氏の証人喚問を
穀田国対委員長が会見
日本共産党の穀田恵二国対委員長は9日の記者会見で、小沢一郎民主党元代表への第一審無罪判決を不服とする検察官役の指定弁護士が控訴したことについて問われ、「司法には司法の判断がある。政治的道義的責任の解明は国会に求められている」として、小沢氏の国会での証人喚問を引き続き求めていく考えを表明しました。
穀田氏は、単に政治資金収支報告書の虚偽記載にとどまらず、説明が二転三転している土地購入資金4億円をめぐる経緯や出所、胆沢ダム(岩手県)など東北地方の公共事業に対する「天の声」による介入疑惑などの真相究明が必要だと指摘。控訴審判決にかかわらず、「政治的道義的責任を不問にするわけにはいかない」と強調しました。
その上で、小沢氏自身が国会での説明責任を果たすといいながら、公判中を理由に拒否してきた経緯にも触れ、小沢氏に国会で説明させるためには強制力のある証人喚問が必要だとの認識を改めて示すとともに、「民主党の自浄能力が問われる」と指摘しました。