2012年6月1日(金)
原水爆禁止世界大会成功へ
アピールを採択
実行委総会
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原水爆禁止世界大会実行委員会は31日、東京都内で第70回総会を開き、原水爆禁止2012年世界大会の成功へ全力をあげることを呼びかけるアピールを採択しました。
アピールは、ことしの世界大会について、5月にウィーンで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議第1回準備委員会での代表団の諸活動の成果をうけて、「核兵器のない世界をつくるための行動の第一歩で、核兵器禁止条約の交渉開始を求める広範な国際世論を築く重要な大会だ」と強調しています。
総会では、運営委員会代表で、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)代表理事の高草木博氏が、「核兵器廃絶をめぐる動きと2012年世界大会の課題」をテーマに発言。日本原水協の安井正和事務局長が、大会成功をめざす取り組みを報告しました。
安井氏は、各地の原爆展や、例年以上に自治体の代表が加わる国民平和大行進と結んで、「核兵器全面禁止のアピール」署名(新アピール署名)がすすんでいるのが特徴だと強調しました。
原爆展は24都道府県、100カ所で開催(5月30日現在)され、自治体の協賛・協力や各地の被爆者の会の共催など多角的に開催されているとのべ、「三つのとりくみを相乗的に大きなうねりにして世界大会へつなげよう」と訴えました。
世界大会議長団を代表して、全国商工団体連合会の国分稔会長があいさつし、日本原水爆被害者団体協議会の田中煕巳事務局長が来賓あいさつしました。