2012年6月16日(土)

国民新も公約違反

消費税増税賛成　佐々木議員が追及

mixiチェック

（写真）質問する佐々木憲昭議員＝15日、衆院財務金融委

　日本共産党の佐々木憲昭議員は１５日の衆院財務金融委員会で、国民新党が消費税を引き上げないとしていた公約を投げ捨てて賛成に転じたことをとりあげ、「国民に対する背信行為だ」と追及しました。

　佐々木氏は、消費税増税法案で民自公３党が密室談合を行い、国会でまともな質疑もなしに押し通すやり方は許されないと批判。「国民新党は３党が決めたことを認めるのか」と問うと、同党の松下忠洋金融相は「申し上げる立場にない」と述べるだけでした。

　佐々木氏は、日本共産党など野党６党が一致して３党の密室談合に反対し、増税法案を廃案にすべきだと求めていることに言及。松下氏は「事実として受け止める」としか答えませんでした。

　佐々木氏は、国民新党が２００９年の総選挙で消費税を「上げず」としていたマニフェストを投げ捨て、「一体改革」大綱の閣議決定に同党の自見庄三郎金融相（当時）が署名したことを追及。松下氏は「国会審議の正常化」のためと正当化しました。佐々木氏は「今、最大の焦点となっている消費税の増税に賛成するのは、国民に対する背信行為だ。約束を踏みにじって当然だという態度は許せない」と批判しました。