2012年6月25日(月)
「安全神話」と「脅し」での再稼働やめよ
再稼働反対千葉・船橋デモ 志位委員長のあいさつ
24日に千葉県船橋市で開かれた「そうだ、船橋行こう。電車でGO!野田退治デモ!再稼働はダメなノダ!」で、同市在住の日本共産党の志位和夫委員長が行ったあいさつは次の通りです。
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みなさん、こんにちは。ようこそ船橋市においでくださいました。日本共産党の志位和夫です。(拍手)
一昨日、4万5千人が参加した、首相官邸前の行動に、私も参加しました。この声にこそ正義があるし、大義があるし、歴史を動かすものだと思います(拍手)。心からの連帯のあいさつを送ります。(拍手)
最悪の形での「安全神話」の復活
野田首相の原発再稼働表明の記者会見は、論理もなければ、倫理もない、ほんとうにひどいものだと思いました。(「そうだ」「ひどすぎる」の声、拍手)
そこにあるのは、「安全神話」の復活と、国民への「脅し」だけだったじゃないですか。(「そうだ」「安全神話だ」の声、拍手)
首相は、「福島を襲ったような地震津波がおこっても、事故は防止できる」と断言しました。しかし、福島原発事故の原因究明もされていないもとで、どうして「事故は防止できる」と断言できるのでしょうか。
政府が、とりあえずの「安全対策」として設置を求めた、免震事務棟やフィルター付きベントさえできていない。それでどうして「事故は防止できる」というのか。
これこそ最悪の形での「安全神話」の復活です。(「その通り」の声、拍手)
この「安全神話」こそ、原発事故を起こした元凶ではなかったか。いまなお16万人の福島県の方々が避難を強いられ、650人の方が避難で体調を崩すなどして亡くなられている。そういう時に、どうして再稼働などといえるのでしょうか。
みなさんとともに、訴えます。無謀な再稼働はやめろ。(大きな拍手、歓声)
「突発的な計画停電」などありえない
もう一言、野田首相に、言いたいことがあります。国民への「脅し」はやめろということです。
首相は記者会見でこう言いました。「計画停電を余儀なくされ、突発的な停電になったら、命の危険にさらされます」
これはおかしいですよね。「突発的な計画停電」などというものはありえない(笑い)。そういうのは、「計画停電」とはいえないですよね。(笑い)
これは「脅し」以外の何ものでもありません。
「安全神話」と「脅し」での再稼働はやめろ、日本から原発をなくせ――私も、みなさんと一緒にがんばります。(大きな拍手、歓声)