2012年6月25日(月)
諫早開門工程表いつ
紙議員 新任の農水相に迫る
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日本共産党の紙智子議員は19日の参院農林水産委員会で、福岡高裁判決で来年12月までの開門が義務付けられている国営諫早湾干拓事業の水門について取り上げ、「12月ぎりぎりに開ければいいというものではない。ノリなどの漁業のサイクルを考えて、工程表を早く出すべきだ」と新しく就任した郡司彰農水相に迫りました。
紙氏は、福岡高裁で勝訴した原告団と「会って話し合いをすべきだ」と述べるとともに「工程表はいつ出すのか」と質問。郡司農水相は、「時期は関係者と話し合いをできる環境をつくってから。痛みを被る側に早く多く会うべきだ」と答弁しました。紙氏は「痛みを被るのは、判決の勝訴側の権利者である干拓事業の被害者だ」と強調しました。