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2012年8月15日(水)

空襲67年 誓う不戦

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(写真)原発事故に焦点をあてた朗読劇=14日、富山市

富山 原発事故に焦点 高校OB朗読劇

 富山高校演劇部卒業生有志でつくる、「とやま朗読劇の会」は14日、富山市内で第14回公演「忘れてはいけないこと―震災 原発事故 そして戦争」を開きました。

 同会の朗読劇は、「戦争を憎み平和を願う」もので、1991年夏に富山高校演劇部公演として始まり、97年に「とやま朗読劇の会」公演に引き継がれました。これまで、「ヒロシマ ナガサキ」への原爆投下や富山大空襲をはじめとする日本の戦争をテーマに、平和の尊さを訴えてきました。今回は、「原発の事故は、戦争と同じく、人間自ら引き起こした災害」として福島第1原発の事故に焦点をあてました。

 詩「被災者の皆様に」(柴田トヨさん)や短歌(久泉迪雄氏主宰「綺羅」同人の作品など)、福島県9条の会が発行した「福島は訴える」の県民の手記などを朗読しました。

 原発事故直後から正確な情報を住民に伝えず、まだ収束していないのに「収束宣言」し、原発の再稼働をすすめる政府や東京電力の姿を告発。原発作業員を使い捨てにする東京電力を告発した「しんぶん赤旗」の記事も紹介されました。

 公演に母親が出演していたという中学生(15)は「福島では、たくさんの人が目に見えないものにさらされている。自分たちは、たまたま離れた場所にいたから助かったけど、悲しい思いをしている人たちを少しでも助けたいという思いを持って生きていかなければならないと思った」と話していました。

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(写真)あいさつする高橋会長=14日、秋田市

秋田・土崎 子らメッセージ 共産党市議参列

 秋田市の市民団体「土崎港被爆市民会議」(高橋茂会長)は14日、同市のポートタワーセリオンで、「土崎空襲67周年犠牲者追悼平和祈念式典と『21世紀子どもたちから平和のメッセージ』発表会」を行いました。

 遺族や地域の人たちなど160人が参加し、黙とうし、献花しました。日本共産党から、加賀屋ちづ子市議団長、佐藤広久市議が参列しました。

 土崎空襲は、1945年8月14日午後10時27分から、ポツダム宣言受諾後の15日午前3時30分ごろまで続いた太平洋戦争最後の空襲です。一般市民100人余を含む300人余が犠牲になったといわれています。

 高橋会長は「土崎空襲では1万2047発(米軍資料)の爆弾が投下されました。(最も爆撃が激しかった)日石秋田製油所(現JX日鉱日石エネルギー)で、唯一現存する、コンクリートが焼けただれた状態を伝える圧縮機室(当時)を戦争遺産として保存したい」と主催者あいさつしました。

 平和のメッセージでは、小学生15人、中学生6人が発表しました。

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(写真)児童の朗読を聞く出席者=14日、大阪市

大阪・京橋駅  児童が作文朗読 宮本・清水氏出席

 67年前の1945年8月14日に大阪市の主要ターミナル京橋駅で、アメリカのB29爆撃機の爆撃で亡くなった人たちを追悼する「第58回京橋駅空襲被災者慰霊祭」が14日、JRの駅南口に隣接した慰霊塔前で行われました。日本共産党の宮本岳志衆院議員、清水忠史衆院比例予定候補が出席しました。

 太平洋戦争終戦前日、米軍による大阪市内への最後の爆撃で、数個の1トン爆弾を投下、500人から600人が犠牲になりました。

 雨の中、妙見閣寺(慰霊祭世話人会事務局)の竹内日祥上人や柳生頼成JR京橋駅長らがあいさつしました。

 同駅に近い市立聖賢小学校の児童を代表して6年生3人が折り鶴を寄せ、「世界中から戦争がなくなる日が来ることを願い、私たちも二度と戦争を起こさないことを誓います」と作文を読みました。

 児童の母親(36)=大阪市城東区=は「空襲の話を聞き、自分たちで学習して子どもたちなりに戦争の怖さを理解しました。本当に戦争をなくしてほしい」と話しました。


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