2012年8月16日(木)
終戦記念日 戦争・原発ない日本に
東京・新宿 共産党・民青が訴え
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終戦から67年の15日、日本共産党と日本民主青年同盟は東京・新宿駅頭で演説を行いました。田村智子参院議員、宮本徹衆院東京比例予定候補、かち佳代子東京都議、島田直樹民青同盟副委員長が、二度と戦争を繰り返さない決意を語り、国民の声が生かされる政治の実現を訴えました。
田村氏は、日本が行った侵略戦争の歴史を語り、日本政府がこの戦争について真摯(しんし)な検証を行っていないと述べ、戦争の補償を行わない政府の態度と、福島原発事故の責任に向き合わない政府の姿勢を重ねて批判しました。また、千島や竹島、尖閣諸島などの領土問題に触れ、「真摯な外交努力、道理に立った平和な話し合いでアジアの平和をつくっていきましょう」と呼びかけました。
宮本氏は、祖母の兄が今の自分より若い年齢で兵士とされたことなどを語り、「二度と戦争をしないと心新たにしましょう」と強調。平和な日本に向けて、オスプレイ配備反対、憲法9条擁護、アジアの軍縮をリードする日本への決意を語りました。
かち氏は憲法前文の一部を読み上げ、戦後政治の原点に立ち返ろうと訴え。オスプレイ配備に抗議の声を上げず、靖国神社を参拝する石原慎太郎知事を批判しました。
島田氏は、原発事故で苦しむ福島の人々について語り、政府は「原発ゼロ」を決断し、福島への支援を強めるべきだと訴えました。
9条守れの署名をした大学生(18)は「韓国の最近のやり方は激しいところがあるけど、日本は自分たちがやってきたことを忘れてはいけないと思う。9条はずっと守ってほしい」と話しました。