2012年8月16日(木)
「慰安婦」被害者に謝罪と賠償急いで
都内で提灯デモ
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日本軍「慰安婦」被害者への一日も早い日本政府の謝罪と賠償を求めて15日、東京都内で「8・15 終わらない戦争『慰安婦』被害者に謝罪と賠償を」と題した集会とちょうちんデモが行われました。戦時性暴力問題連絡協議会と日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010の共催です。
250人が参加した集会では、主催者を代表して信川美津子さんが「被害者が存命のうちに日本政府から誠意ある謝罪を引き出していきたいし、今後も被害者の心に寄り添っていきたい」と訴えました。韓国や台湾、フィリピン、オランダ、ドイツでも連帯行動が行われていることも報告されました。
デモでは、日本政府から謝罪を受けることなく亡くなった約400人の被害者の名前が書かれたちょうちんをかかげました。被害者の宋神道さん(90)を先頭に、参加者は「正義を回復せよ」「政府は加害責任を認めよ」などと訴えて夕方の千代田区霞が関から中央区銀座周辺を歩きました。
右翼団体が街宣車で、大音量で威圧するなどデモの妨害行動を執拗(しつよう)に続けていました。