2012年8月30日(木)
世論と運動でTPP阻止
全国農政連で志位委員長あいさつ
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「環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対」で運動を続けるJAグループの政治団体・全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は29日、ことし1月に続く2度目の「TPP交渉参加阻止に向けての情報交換会」を東京都内で開きました。
「交渉参加反対」に賛同する衆院議員とJAグループの都道府県代表が出席し、野田首相が一方的に参加表明しないよう院内外でたたかっていく意思を確認しました。日本共産党から、志位和夫委員長があいさつしました。 (志位和夫委員長あいさつ)
志位氏は、TPP交渉をめぐり、日本経団連などの推進勢力が早期の参加表明を野田首相に迫り、野田政権も国民に隠れて実質的な交渉をすすめようとしている「重大な正念場」だと強調しました。
参加を阻止するカギは国民の世論と運動だとのべ、「反対の声を国民の圧倒的世論にし、この亡国の企てを阻止するために最後までがんばりぬこう」と連帯を表明しました。
情報交換会では、全国農政連の山田俊臣会長が主催者あいさつし、鈴木宣弘東京大学大学院教授と、主婦連合会の山根香織会長が来賓としてあいさつしました。山根会長は、「TPPは食の安心・安全など消費者運動が築いてきた制度やルールを破壊するもの。断固反対です」と語りました。
情報交換会には、志位氏のほか、日本共産党から高橋ちづ子衆院議員が参加しました。