2012年8月30日(木)
穀物高騰の対策早く
記録的干ばつ 紙議員が主張
参院農水委
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日本共産党の紙智子議員は28日の参院農林水産委員会で、穀物価格の世界的な高騰について、ただちに対策本部を設置して対策を講じるとともに、世界的な投機規制にとりくむべきだと主張しました。郡司彰農林水産相は「今まで注視してきたが、何らかの対応が必要な段階だ」と初めて答えました。
紙氏は、記録的な干ばつで米国のトウモロコシと大豆の先物相場が過去最高価格にまで高騰しており、供給量の確保の面でも深刻な事態が想定されると指摘。畜産酪農家は飼料価格の高騰で打撃を受けかねないと述べ、「農林水産省は情報収集をして動向を注視するとの見解だが、これでは不十分だ」と強調しました。