2012年9月12日(水)
主権と農業渡さぬ
TPP阻止官邸前行動
|
環太平洋連携協定(TPP)参加を推進する勢力に解散・総選挙で国民の審判をくだそうと「STOP TPP! 官邸前アクション」が11日夕、東京都千代田区の首相官邸前で行われました。スピーチで「運動を盛りあげて参加を阻止しよう」などの発言が出され、約150人が地域を壊すTPPはいらないとシュプレヒコールをあげました。
主催は、TPP交渉参加阻止で共同活動する市民団体の有志が呼びかけた実行委員会。毎週火曜日に取り組まれている行動は、この日で4回目です。「TPP NO」とキャンドルをともしてアピールしました。
スピーチした日本消費者連盟の山浦康明共同代表運営委員は、「政府は食の安全を無視して、アメリカの要求をのみ、TPPに参加するための環境整備をしている。政府の対米従属路線に反対していく」と語りました。
政府は、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議で参加表明を見送りました。
参加した会社員(57)=東京都世田谷区=は「国民の運動と世論の反映だ。野田首相はTPPに反対する生の声を聞くべきだ。爆発的な運動に広げていきたい」。
野菜農家の男性(62)=千葉県船橋市=は「日本の主権と農業を売りわたしていいのか。地元で署名を呼びかけると、TPPも消費税も原発の問題も一番悪いのは野田首相だという声が広がっている」と語りました。
日本共産党の紙智子参院議員があいさつしました。