2012年9月19日(水)
“TPP 絶対いらない”
推進の多国籍企業前で行動
|
首相官邸前(東京都千代田区)で毎週火曜日に行われている「STOP TPP(環太平洋連携協定)!! 官邸前アクション」。18日は5回目で、銀座4丁目の日本モンサント社前でも行動し、「TPPを進め命と環境・農の支配をたくらむ多国籍企業モンサントNO!」と訴えました。参加者は2カ所で550人を超えました。
モンサント社(本社アメリカ)は、遺伝子組み換えの種子開発、販売で世界最大のシェアを持つ多国籍企業です。
この日の行動は、同社がTPP推進などにより、遺伝子組み換え作物を世界に広げ各国の食料主権を脅かしているとし、世界各地で同時に「NO!」を突きつける行動の一環です。行動に先立ち、遺伝子組み換え作物の市場化とTPPに反対する申し入れ書を同社に提出。同社は受け取りを拒否しました。
市民団体の有志が呼びかけた実行委員会の内田聖子さんはマイクを持ち、「TPPをすすめる多国籍企業が私たちの食べ物や仕事、医療を支配しようとしています。絶対ノーの声を訴えましょう」と呼びかけました。
官邸前では、TPPの「知的所有権の強化」をてこに世界中の種子の独占を狙うモンサント社を告発した映画や寸劇、訴えも。
インターネットや新聞で見たという福岡県久留米市中心のJAみい農協から6人が参加。寺崎昇常務は「TPPでは営農できなくなる。安全な食料、環境、文化を守る農業をつぶさないでほしい」と訴えました。
「皆勤賞です」と紹介された日本共産党の紙智子参院議員は「百害あって一利なしのTPPを断念させるまで頑張ろう」と連帯あいさつしました。