2012年10月4日(木)
「食糧の波」行動始まる
東京・新宿 全国食健連が宣伝
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労組、農民、女性団体や個人でつくる「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は3日、秋のグリーンウエーブ(「食糧の波」共同行動)のスタートとして、新宿駅西口で宣伝行動をおこないました。
雨がふるなか参加者は、刷り上がったばかりのビラを手渡し、宣伝カーからは「くらしも命も脅かすTPP(環太平洋連携協定)はいりません」と訴えました。
農民連の笹渡義夫事務局長は、世界の食料需要増とアメリカの大干ばつで穀物相場が高騰していることを紹介、「食料を外国に頼ることは限界です。TPPでは自給率39%が13%まで下がると農水省は試算しています。最も大切なのは食料自給率向上ではないでしょうか」と訴えました。
ビルの通路でビラを見ながら聞いていた男性(78)は「おっしゃる通りだ。私はいまアメリカに住んでいて一時帰国した者だが、アメリカのトウモロコシはほぼ全滅だ。来春までで在庫がなくなるという。ビラも興味深く見させてもらった」と話しました。