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2012年10月11日(木)

「核兵器禁止条約」速やかに交渉を

NYで日本原水協代表団

各国代表部へ申し入れ開始

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(写真)メキシコのデアルバ国連大使(左から2人目)と懇談する日本原水協の代表団=9日、ニューヨーク(代表団提供)

 【ニューヨーク=山崎伸治】当地を訪問中の原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の「核兵器廃絶2012年国連要請代表団」(7人)は9日、国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障問題)の開催に合わせ、各国政府代表部に「核兵器全面禁止のアピール」にもとづく申し入れ活動を始めました。

 代表団は200万を超える「新アピール」署名の目録を携え、各国政府に対し、国連で核兵器全面禁止を一致して決議し、2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて核兵器全面禁止条約の交渉をすみやかに開始するよう要請しました。

 メキシコ代表部ではルイス・アルフォンソ・デアルバ国連大使と懇談しました。

 大使は、包括的な核軍縮交渉開始を求める決議案を昨年に続き国連総会に提出すると表明。ジュネーブ軍縮会議の交渉が行き詰まる中で、核軍縮をめぐる外交交渉の現状がどうなっているか、代表団と意見交換しました。

 オーストリア代表部のハートムット・コレル1等書記官は、核軍縮の多国間交渉に関する決議案を準備していると表明。代表団の要請についても検討したいと述べました。

 パキスタン代表部のカリル・ハシミ参事官は、来年の国連総会で核問題の高級レベル会議を開くよう求める決議案を提出すると表明しました。

 代表団は9日夜、「おばあちゃんの平和旅団」やピース・アクションなど、地元の平和団体と交流しました。


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