2012年11月16日(金)
TPP交渉参加断固阻止緊急全国集会
志位委員長のあいさつ
全国農業協同組合中央会などが15日に開いた「TPP交渉参加断固阻止緊急全国集会」で、日本共産党の志位和夫委員長がおこなったあいさつは次のとおりです。
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みなさん、こんにちは(「こんにちは」「がんばれ!」の声、拍手)。ご紹介いただきました日本共産党の志位和夫でございます。
先日の所信表明演説で野田首相は「守るべきものは守りながらTPPを推進する」といいました。そこで私は代表質問で「『守るべきものは守る』というが、『守るべきもの』とは何なのか、具体的に答弁せよ」と迫りました。
そうしましたら、首相は「守るべきものは守ります」。これでは同じですね(笑い)。ただ、そのあと、「世界に誇る日本の医療制度、日本の伝統文化、美しい農村は断固として守り抜く」といいました。しかし、そのすべてを破壊するのがTPP参加ではないでしょうか。(「そうだ!」の声、拍手)
TPPは「例外なき関税撤廃」を原則としています。これに参加してどうして「美しい農村」を守ることができましょう。
TPPは「非関税障壁の撤廃」を原則としています。これに参加すれば、混合診療の全面解禁、医療への株式会社の参入など、「世界に誇る医療制度」が破壊されてしまうことは、いまや明りょうであります。
TPPに参加して「守るべきものは守る」など、ありえないということを私はいいたいと思います。(「そうだ」の声、拍手)
すべてを失って丸裸にされ、アメリカに経済主権を丸ごと売り渡す「亡国」の政治には、日本共産党はみなさんとスクラムを組んで断固反対を貫くことを表明したいと思います。(「がんばれ!」の声、大きな拍手)
世論も大きく変化しています。全国の市町村の議会の実に9割がTPP参加反対を決議しています。
いよいよ総選挙です。相手は「TPPを選挙の争点にする」といってきました。受けて立とうではありませんか。(「そうだ」の声)
みなさん、この総選挙で私たちは、TPPがいかに日本の農業にとって有害なのか、日本の経済にとって有害なのか、日本国民にとって有害なのか、徹底的に明らかにして、国民の多数がTPPに反対の意思を表明するようにがんばりたいと思います。
みなさん、TPP賛成・推進の議員、政党には残らず総退場してもらおうではありませんか。(「そうだ!」の声、割れるような拍手)
日本共産党は最後までみなさんとともにがんばりぬく決意を申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(大きな拍手)