2012年12月21日(金)
“新議員は反対の公約守れ”
食健連がTPP阻止へ集会
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「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は19日、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加阻止にむけて「大運動意志統一集会」を東京都内で開き、約100人が交流しました。
予想される安倍晋三政権がTPP交渉参加表明をする危険性があるとし、新国会議員へ「TPP反対の公約を守れ」と迫る共同運動、TPPの危険性の学習・宣伝運動を強めることを確認しました。
農民連の白石淳一会長が主催者あいさつし、条件付きTPP交渉参加をいう自民党・安倍晋三総裁の姿勢を批判。「国民はTPP推進議員を信任したわけではない。積み上げてきた運動の成果に確信をもち、本当の国民の意思を表すたたかいの出発点にしよう」と呼びかけました。
全労連国際局長の布施恵輔さんは、TPP交渉の現場でおこなわれた市民行動に参加した経験を特別報告。現在の11カ国で交渉内容が大筋固まっているとし、「交渉で日本の主張をすることはできないと強く感じた」と話しました。
来賓としてあいさつした主婦連の佐野真理子事務局長も自民党などのTPPへの姿勢に警戒を呼びかけ、消費税増税反対、平和憲法擁護、原発ゼロなどの課題と結び、いっしょにがんばりたいと表明しました。
日本共産党の紙智子参議院議員があいさつしました。