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2013年1月23日(水)

畜産・酪農の苦境打開を

党議員団が申し入れ 農水省に紙・高橋両氏

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 日本共産党の紙智子参院議員・党国会議員団農水部会長と高橋ちづ子衆院議員は22日、農水省を訪れ、配合飼料価格の高騰などで畜産・酪農家が苦境にあるとして、加工原料乳生産者補給金の大幅引き上げなどを党国会議員団として申し入れました。農水省の稲津久政務官が応対しました。


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(写真)稲津久農水政務官(左)に申し入れる紙智子参院議員(中央)と高橋ちづ子衆院議員=22日、農水省

 両議員は、安倍内閣による政策的円安誘導で配合飼料価格がさらに高騰しようとしていると指摘。福島原発事故による牛・豚肉価格の低迷に加え、環太平洋連携協定(TPP)参加に向けた動きが相次ぎ離農を招いているとして、(1)TPP参加に向けた事前協議の中止、日豪自由貿易協定(FTA)の交渉中止(2)加工原料乳生産者補給金の大幅引き上げ(3)肉用子牛等の保証基準価格の再生産可能な水準への引き上げ(4)配合飼料価格安定基金の財源確保(5)放射性物質の検査体制構築、汚染稲わらや牧草の処分、除染を国の責任で実施する(6)酪農ヘルパー事業円滑化対策事業の2014年度以降の継続――について申し入れました。

 稲津政務官はTPP参加について、「例外なき関税撤廃が前提なら反対だということは堅持する」として、安倍政権の考えを繰り返しました。加工原料乳生産者補給金や肉用子牛等の保証基準価格引き上げについては、審議会や国会審議などを受けて結論を出すと説明。配合飼料価格安定基金については、予備費で148億円まで積み増すと表明しました。

 放射性物質への対応策は「賠償は東電が基本」とする稲津氏に対し、両議員は東電の対応が不十分であることを強調し、国として必要な対策をとるよう求めました。


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