2013年1月24日(木)
国連安保理 北ミサイル発射非難
制裁強化 全会一致で決議
【ワシントン=山崎伸治】国連安全保障理事会は22日、北朝鮮が2012年12月に行ったミサイル発射を非難し、北朝鮮に対する制裁を強化する決議を全会一致で採択しました。
決議は、今回の発射が弾道ミサイル技術を使ったいかなる発射も禁じた安保理決議1874(09年)に違反すると指摘。弾道ミサイル計画に関連する全ての活動を停止するよう改めて要求しました。その上で新たな発射や核実験を行った場合は「重大な行動を取る」と警告しました。
決議の採択を受けて、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は声明を発表し、「朝鮮半島の非核化と地域の永続的平和を実現する唯一の道は対話だ」と強調。北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の再開に向け、すべての当事者が努力するよう求めました。