2013年2月14日(木)
安保理「強く非難」
北核実験で報道声明 新決議へ作業開始
【ワシントン=山崎伸治】北朝鮮による核実験強行を受けて、国連の安全保障理事会は12日午前(日本時間同日深夜)、緊急会合を開きました。終了後、2月の安保理議長国、韓国の金星煥(キムソンファン)外交通商相が「今回の実験を強く非難する」との報道声明を発表しました。
声明は実験が一連の安保理決議に対する「重大な違反」であり、「国際の平和と安全に対する明白な脅威は存在し続ける」として非難しています。
1月に採択した安保理決議2087で、北朝鮮がさらに核実験を行った場合は「重大な行動」を取ると警告していたことを指摘。「しかるべき措置を安保理決議に盛り込むよう速やかに作業を開始する」と表明しています。
米国のライス国連大使も記者会見で、安保理が「速やかに信頼できる強力な対応を行う」と表明。新たな安保理決議に関連し、「(北朝鮮に対する)制裁体制を強化するための措置がいくつかある」と述べました。