2013年2月21日(木)
“TPP、参院選前に結論”
首相、前のめりの姿勢示す
安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加の判断時期について「夏の参院選挙の以前に、結論を出せる」とのべ、22日からの日米首脳会談を経て交渉参加に踏み出す可能性もあるとの考えを示しました。安倍首相は判断時期は決めていないとしていましたが、首脳会談を前に再び前のめりの姿勢を示しました。生活の党の平山幸司氏への答弁。
安倍首相は、日米首脳会談で「聖域なき関税撤廃ではない、という認識を得た場合、いままでの交渉経過の中身を分析し、国内への影響を精査しながら判断していかないとならない」とのべ、参院選前に結論を出す考えを強調しました。
安倍首相は1月末にテレビ番組で「参院選前に方向性を示す」と表明していましたが、同31日の衆院本会議の答弁では「判断時期は現時点では決めていない」と翻していました。