2013年2月28日(木)
3・1ビキニデー
核兵器禁止条約迫ろう
原水協が国際交流フォーラム
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核兵器廃絶にむけた行動を開始する「2013年3・1ビキニデー」の諸行事が27日、静岡市内で始まりました。原水爆禁止日本協議会(日本原水協)が主催する「国際交流フォーラム」では、海外代表と日本の草の根運動の代表が「核兵器のない世界、非核平和のアジア太平洋へ 憲法9条と非核三原則を輝かせよう」をテーマに報告し、全国から参加した人たちの会場発言が相次ぎました。
ことしのビキニデーは、2015年の次回核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、核兵器禁止条約の交渉開始を核保有国をはじめとした各国に迫る全国的な行動の出発点となります。
アメリカフレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソンさんは、核軍縮にむけた市民社会の役割に期待する潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の演説を紹介し、人々の力を築くために全力をあげましょう、と呼びかけました。
グアム平和正義連合のキャマリン・キツグアさんは、米軍の軍備増強のすさまじさを告発。韓国・「平和共感」研究委員の李俊揆(イ・ジュンキュ)さんは、東アジアで平和秩序を構築するには、日本が平和憲法の理念と精神を生かすことが必要だと訴えました。
日本原水協代表理事の高草木博さんは、核保有国に対して核兵器全面禁止の決断を迫ることが必要であり、日本の運動は率先して行動することが求められていると語りました。