2013年3月11日(月)
TPPは十勝を壊す
参加阻止へ大会
19市町村から4300人
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環太平洋連携協定(TPP)参加に反対する「TPPから『地域』『経済』『生活』を守る十勝大会」が10日、北海道十勝管内音更(おとふけ)町の家畜共進会場で開催され、管内1市16町2村から首長や農業者、商工業者、労働者、主婦、自治体関係者ら4300人が参加しました。
安倍晋三首相が交渉参加に積極姿勢を示したことで、「阻止しなければ地域が崩壊する」と1日に設立された「TPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議」(代表・橋正夫本別町長)=十勝町村会、帯広市など8団体=が主催したものです。
牛のせり市にも使われる広い会場は「十勝を壊すTPP参加は絶対に認めない」という熱気に包まれました。
橋氏は「例外なき関税撤廃が原則のTPP参加は、十勝だけで5000億円の損失と4万人の雇用喪失をもたらします。国民の合意もなく交渉参加することは許されません。十勝から反対行動のうねりをつくりましょう」と呼びかけました。
米沢則寿帯広市長は「交渉参加は断固反対」と大会決議を読み上げ、自民党、新党大地の国会議員も出席し「体を張って阻止することを誓う」などとあいさつしました。日本共産党の紙智子参院議員がメッセージを寄せていることが紹介されました。