2013年3月15日(金)
森林組合連合会と懇談
紙議員 TPP・放射能汚染で
栃木
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日本共産党の紙智子参院議員は14日、栃木県森林組合連合会(組合員約1万6千人)を訪れ、放射能汚染や環太平洋連携協定(TPP)参加問題で、江連比出市(ひでいち)会長、枝任郎(たつお)参事と懇談しました。小池一徳参院選挙区候補、野村せつ子前県議らが同席しました。
紙氏は、安倍首相がTPP参加表明に動く緊迫した国会情勢を説明したうえで、「放射能汚染やTPP参加で抱えている問題について、日本共産党への要望も含め、率直に聞かせてください」と述べ、意見交換しました。
組合からの強い要望は、放射能汚染で露地栽培の原木シイタケが出荷制限されている問題の解決。江連会長は「生産量全国5位(産業)を守るため、汚染されていない原木を九州や四国から調達しているが、賠償について、東電は『取引が終わってからだ』と答えるだけで不安でならない」と述べました。
組合が調達を見込む原木は約41万本。しかし、価格は、1本250円から300円の全国相場を大きく上回る450円から800円。生産農家への配達も含め億単位の負担増です。
紙氏は「みなさんの要求は当然です。賠償の第一義的責任は東電にありますが、国にも責任をとらせるように求めます」と答えました。
また、林業の振興をめぐって、江連会長は「国産材の需要拡大をすすめてほしい」と要請しました。