2013年3月21日(木)
国際社会が一致して
穀田氏 対北朝鮮問題解決で
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日本共産党の穀田恵二議員は衆院国土交通委員会で、北朝鮮の核実験強行を糾弾するとともに、北朝鮮の挑発をやめさせるには国際社会が一致して制裁を実効あるものにし、対話のテーブルにつかせることが大事だと述べました。
穀田氏は、国連安保理決議2094号に盛り込まれた北朝鮮制裁措置について、国連憲章の中の非軍事的措置であると理解するがどうかと質問。松山政司外務副大臣は「兵力の使用をともなわない措置だ」と答えました。
穀田氏は、北朝鮮が核兵器の放棄を合意した2005年の6カ国協議共同声明などをあげ、「北朝鮮自身が約束した内容に復帰させ、平和的・外交的に解決する立場に徹することが重要だ」と強調しました。
穀田氏は「北朝鮮の核開発と核実験の正当化を許さないためにも、国際社会が『核兵器のない世界』のための具体的行動に出ることが必要だ」とのべ、全面的な核兵器禁止条約交渉開始のために積極的役割を果たすことを求めました。
太田昭宏国交相は「核兵器のない世界に歩みを進めることは大事だ」と表明。「国連決議は国際社会が一致して行動するとしており、これまでの(対話の)枠組みを再構築していくことが重要だ」と答弁しました。
委員会は北朝鮮籍船舶の入港禁止を1年間延長することを全会一致で承認しました。