2013年4月11日(木)
TPP交渉 即時撤退を
大学教員850人が要望
国会内で有志が会見
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全国の大学教員850人が安倍首相にTPP(環太平洋連携協定)参加交渉即時撤退を求めている―。大学教員有志が10日、国会内で記者会見しました。
醍醐聰東京大学名誉教授ら17人の大学教員有志が呼びかけ人になって、安倍首相に参加交渉即時撤退を求める要望書への賛同を全国の大学教員に募り、先月28日から短期間で集めたものです。会見には醍醐氏のほか、萩原伸次郎横浜国立大名誉教授、金子勝慶応大教授、鈴木宣弘東大教授らが出席。醍醐氏は「あらゆる分野の大学人が、TPP問題への政府の対応に危機感を持っている」とのべました。
金子氏は、TPP参加交渉がアメリカの言いなりになる危険性を指摘し「国の主権を脅かすTPP参加は『売国的』ともいえる」と批判しました。