2013年4月14日(日)
TPP 食の安全守れぬ
穀田議員 添加物決議損なう
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日本共産党の穀田恵二衆院議員は11日の衆院消費者問題に関する特別委員会で、食の安全・安心を守るため環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を撤回せよと求めました。
穀田氏は、「食品添加物の承認手続きの簡素化・迅速化」を盛り込んだ政府の「包括的経済連携に関する基本方針」を示し、「『食品添加物の使用は極力制限する方向で措置する』とした国会決議を踏みにじって、アメリカの要求に応じていこうという立場か」とただしました。
新村和哉厚生労働省食品安全部長は「国際的に安全性が確認され、汎用されている添加物の早期指定に取り組むことは、過去の国会決議を踏まえたもの」と正当化しました。
穀田氏は「国際基準は日本と比べて緩いのは周知の事実だ。『緩めたらいい』と国会決議はいっていない。国民の心配がある中で、守らなければならない」「TPPでは食の安全など守れるはずがない」と批判しました。