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2013年4月27日(土)

TPP協議 参加撤回求める

大学教員の会が会見で声明

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(写真)記者会見する大学教員の会=26日、参院議員会館

 「TPP(環太平洋経済連携協定)参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」は26日、国会内で記者会見し、TPP日米事前協議の米国追随的合意を告発し、交渉参加撤回を求めました。

 大西広慶応大学教授が声明文「日本の国益を守るためにはTPP交渉参加を撤回するしかない―『日米事前協議』の結果は日本側全面屈服以外の何物でもなかった―」を説明。

 声明は事前協議について「日本側が一方的に譲歩しただけで米国側から一切の譲歩を得ていない」「米国のさらなる要求を受け入れるための日米2国間並行交渉の設置が義務付けられた」「全面屈服内容とそれを受け入れた屈辱的外交の真実を日本政府が隠蔽(いんぺい)しようとしている」と問題点を指摘しています。

 醍醐聰東京大学名誉教授は、「会」として野党議員に国会質問を要請していくと述べました。

 賛同者から名古屋市立大学特任教授の中川十郎氏、佐久総合病院医師・獨協医科大学非常勤講師の色平哲郎氏が発言しました。アジア太平洋資料センターの内田聖子事務局長が事前協議について説明をしました。

 「TPP参加交渉からの即時脱退を求める要望書」の賛同者はこの間40人増えて890人になったと発表されました。


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