2013年4月30日(火)
政府の署名拒否批判
非核の会が常任世話人会
非核の政府を求める会は26日、東京都内で常任世話人会を開き、6月1日の全国総会に提案する議案準備と結んで最近の非核・平和情勢について論議しました。
スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれている2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議第2回準備委員会で、70カ国余が支持した「核兵器の人道的影響に関する共同声明」への賛同署名を日本政府が拒否したことをめぐって活発に論議。「被爆国なのに安倍政権が賛同しないのは世界に誤ったメッセージを発信することになり重大だ」「米国の核抑止政策支持を優先する日本政府の根本姿勢が問われる」などの批判が相次ぎました。
北朝鮮の核・軍事挑発などで緊張の続く東北アジア情勢についても論議。北朝鮮の挑発行動を非難するとともに、朝鮮半島周辺で核搭載可能兵器を動員して軍事演習を実施した米国について「北朝鮮に核開発の口実を与えるものだ」と批判する発言がありました。
「非核三原則法制化」をめぐって論点が提起され、意見を交わしました。