2013年5月21日(火)
飯島氏の北朝鮮訪問について
市田書記局長が会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は20日、国会内で記者会見し、飯島勲内閣官房参与の北朝鮮訪問について見解を問われ、「会談内容の詳細はまだわからないが、安倍内閣が対話の方向に動いたことは歓迎すべきだ」と述べました。
このなかで市田氏は、拉致、核、ミサイルを包括的に解決するのが日本政府の方針だと伝えたと報じられていることをあげて、「飯島氏の訪朝によって日朝関係が今後どう発展するかは不透明だが、北朝鮮問題の解決には対話以外に方途はない。2002年の日朝平壌宣言、2005年の6カ国協議の共同声明が土台になる。今後の動向を注視していきたい」と表明しました。
橋下氏発言
維新 存立問われる
市田氏「誰も誤解してない」
日本共産党の市田忠義書記局長は20日の記者会見で、日本維新の会の橋下徹共同代表が石原慎太郎共同代表との会談(19日)で日本軍「慰安婦」をめぐる一連の発言を撤回せず、「誤解」を生む発言だったとしていることについて見解を問われました。市田氏は「国民は誰も誤解していない。(橋下氏の)本音をそのまま受け取っている。撤回も謝罪もしない確信犯だ。両代表がそろって撤回もせず、(石原氏が橋下氏に)理解を示したことは、党の存立が問われる問題だ」と厳しく批判しました。
市田氏はまた、みんなの党が維新との選挙協力を見送ったことについても見解を問われ、「参院選をたたかううえで不利になると考えたからだろう」と指摘。維新の綱領が、日本国憲法を「日本を孤立と軽蔑の対象に貶(おとし)め」た「占領憲法」と口汚くののしっていることや、環太平洋連携協定(TPP)推進、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設など安倍政権の政策を絶賛していることなどをあげ、「そういう党と選挙協力をやるとこれまでいってきたわけで、その意味では、自民党の補完勢力内部のコップのなかの争いだ」と指摘しました。