2013年5月24日(金)
環境調査後「閉門」撤回を
諫早干拓 紙議員が主張
参院農水委
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日本共産党の紙智子議員は21日の参院農林水産委員会で、国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の潮受け堤防開門にともなう有明海の環境調査のスケジュールで、2013年から5年間は開門して調査し、あとは潮受け堤防を「閉門」するとしている問題を取り上げ、撤回を求めました。
紙氏は、福岡高裁判決(10年12月)は排水門を開放し、以後5年間にわたってこれを継続するとして、「閉門」は決めていないと指摘。これに対し、林芳正農水相は「判決は5年間にわたって開放を継続せよということ。その後は、法的拘束はない」などと答弁しました。
紙氏は調査で環境が改善しても閉門するのかと追及。「漁業者は豊かな宝の海を元に戻してほしいと願っている。その願いに背く閉門は撤回すべきだ」と強く求めました。