2013年5月30日(木)
漁に出たい! 燃油高騰対策を
全漁連集会・デモに2000人超
|
全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)は29日、安倍晋三政権の経済政策による急激な円安で燃油が高騰して漁業経営を直撃している問題で、政府に緊急対策を求める「我が国漁業の存続を求める全国漁業代表者集会」を東京都内で開きました。会場の日比谷野外音楽堂は2000人を超える参加者で埋まり、「燃油高騰対策を実現せよ」「国は漁業を守れ」などと訴えました。
あいさつしたJF全漁連の服部郁弘会長は「円安によってもたらされた燃油価格や養殖用飼料の急騰で、漁業・養殖業者が廃業に追い込まれることは許されない。漁業存続のための緊急対策が確実に実現できるよう、全国の漁業者が一丸となってたたかっていく」と呼びかけました。
青森県小型いか釣漁業協議会の三國優会長は「やまれず、先月、2日間、イカ釣り漁船は全国いっせい休漁した。漁師が漁にでて、まじめに一生懸命働けば、ちゃんと生きていける世の中にしてください」と訴えました。
全国底曳網漁業連合会の吉岡修一会長は「いまの燃油高騰は、これまでとりくんできたわれわれの努力だけでは乗り越えることは困難だ。国の強力な支援を求めたい」と語りました。
集会後、参加者は「魚価安・燃油高騰で出漁できん!」「漁に出たい!」などのプラカードや大漁旗を掲げ、国会までデモ行進しました。