2013年5月31日(金)
食の安全守れるのか
穀田議員 食品表示法案ただす
衆院消費者特委
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日本共産党の穀田恵二議員は衆院消費者問題特別委員会で28日、食品表示法案に関して、原料原産地表示などを求めるとともに、食の安全・安心を危うくする環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加撤回を求めました。
穀田氏が取り上げたのは、日本では認められていない過酢酸製剤。「厚労相が定めていない添加物含有食品の流通は禁じているはずだ」とただすと、厚労省の新村和哉食品安全部長は「指摘の通り」と認め、穀田氏は「食品衛生法違反のものが流通しているのは許されない。是正せよ」と強調しました。
穀田氏は、現在の食品添加物表示では「乳化剤」「香料」など消費者は何が使われているか分からないと追及。消費者庁の松田敏明次長は「法案成立後、検討していきたい」と答弁しました。
穀田氏は、米国が食品添加物のいっそうの規制緩和を求めていることをあげ、「事前交渉の段階で農業問題では『聖域』は外され、食の安全は(規制緩和が)言いたい放題言われている。食の安全など確保できない」と批判。食品表示の目的は消費者の知る権利を保障することにあり、TPP参加では「消費者の権利を」守ることはできないと述べ、TPP交渉参加はやめよと主張しました。
同委員会の食品表示法案は全会一致で可決されました。