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2013年6月8日(土)

公害とたたかい続ける

「総行動」2日目 経団連と交渉

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(写真)まとめの集会であいさつする森脇君雄同実行委員会代表委員=7日、東京・霞が関

 「なくせ公害、守ろう地球環境」を掲げ、東京・霞が関で取り組まれた第38回全国公害被害者総行動(主催同実行委員会)。2日目の7日、東京電力本店前行動や日本経団連との交渉などが行われました。

 北陸電力、関西電力、日本原電が対応した電気事業連合会は、原発ゼロの要求に対し、「エネルギーのベストミックスを検討中。安全が確認されたものから稼働する」と回答。対応した企業側に福島を訪ねた人は皆無でした。交渉団は回答に抗議し、「現地に行き、被害実態をよく見てくれ」と要望しました。

 2日間の行動には約2千人が参加しました。まとめの集会では、水俣病や大気汚染、アスベストなどの被害者がリレートーク。大阪公害患者の会連合会の上田敏幸さんは公害補償の財源のひとつ、自動車重量税について、「2013年度は『存続』になったが、自動車工業会はあきらめず廃止を要求している。公害認定患者の命綱を切ることを許してはならない」と力を込めました。

 福島からも約150人が参加。900世帯2800人でつくる「原発なくせ、完全賠償をさせる福島県北の会」の菅野偉男(ひでお)さんは、「原発事故は史上最悪の公害。放射能被害を完全に収束させるまでたたかい続ける」と決意表明しました。


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