2013年7月3日(水)
6カ国合意履行求める
北朝鮮に 米中外相が一致
【バンダルスリブガワン=面川誠】米国のケリー国務長官と中国の王毅外相は2日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで会談し、北朝鮮の核開発放棄をはじめとする6カ国協議の合意を履行すべきだとの立場で一致しました。
ケリー氏は会談後の記者会見で、「韓国、日本だけでなく中国外相も北朝鮮が非核化すべきだという点で完全に一致している」と強調。「北朝鮮が2005年9月19日の6カ国協議合意の約束を守ることが平和と安定への唯一の道だ」とした上で、北朝鮮が非核化すれば「米国その他の世界と北朝鮮の間で正常な関係が可能になる」と述べました。
ケリー氏は、米政府から訴追されたスノーデン氏についても協議したと述べる一方で、「最も重要なことは、より大きな問題に(会談の)焦点を当てたことだ」と指摘。「米中は、世界が直面している安保問題に影響を与える」と強調しました。