2013年7月5日(金)
自民の献金請求
テレビ番組「報道ステーション」 志位委員長の追及紹介
否定できない選対委員長コメントや日建連が50社に割り振りの新事実も
日本共産党の志位委員長が3日の党首討論会で自民党の安倍晋三総裁に直接ぶつけた、ゼネコン業界団体・日本建設業連合会(日建連)への自民党と同党の政治資金団体・国民政治協会による巨額の政治献金の請求問題。3日のテレビ番組「報道ステーション」は、党首討論会を伝えるなかで、トップで志位氏の追及を紹介しました。
司会の古舘伊知郎氏は「安倍総理に向けてとにかく疑問・質問をぶつけていくラッシュ状態の印象が強くでた党首討論」だったと発言。その冒頭に紹介したのが、志位委員長が自民党の要請文を手にして安倍首相と対決した場面でした。
番組のナレーションは「これがその要請文。自民党の政治資金団体・国民政治協会が日本建設業連合会に政治献金を要請した文書には、最後に4億7100万円と金額が書き添えてあった」と述べ、「政治を金で売る最悪の利権政治だ」と批判する志位氏の様子と、「文書を見ていない」と逃げる安倍首相のやりとりを伝えました。
番組は「建設業連合会は自民党側から献金の要請があったことを認め、加盟しているおよそ50社にこの文書を配布したという」とナレーション。要請文が各企業に配られ、すでに献金が割り振られている新事実が明らかになりました。
同番組から取材を受けた自民党の河村建夫選挙対策委員長(衆院議員)は「いままでこういうことだったので、引き続いてよろしくということはあるのかもしれません。特にそれを強要するとかなんとかということではない」とコメント。献金要請したことを否定できませんでした。