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2013年7月7日(日)

TPP推進なのにTPP批判!?

再稼働容認なのに再稼働批判!?

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 選挙序盤から、選挙の公正を害し有権者をあざむく発言が民主、みんなの党から繰り返されています。

民主・海江田代表

写真:TPP推進なのにTPP批判!?

 民主党の海江田万里代表は5日、北海道函館市内で小川勝也選挙区候補を応援し、「特に北海道は、多くの生活をこのTPP(環太平洋連携協定)によって破壊される可能性がある。暮らしが破壊されるだけではない、町が破壊され、故郷が破壊される可能性がある」などと述べました。横付けされた宣伝カーには「ストップ!TPP」の文字が大書されていました。(写真)

 農業者をはじめ広範な国民のTPP反対の声、特に北海道では「壊滅的打撃を受ける」としてオール北海道の「反対」世論が形成されてきましたが、それを無視して、交渉参加を推進してきたのが民主党です。「今さら何を言っているのか!」と、誰もが怒りを覚える欺まんです。

 しかも海江田氏は、「反対ポーズ」の一方で、「しっかりと情報公開させて、国民の利益にならないのであれば交渉から離脱するべき」と言明。結局、自民党安倍政権と同じスタンスしか示せませんでした。

みんな・渡辺代表

 「原発はもういらない。原発の再稼働の新基準を作ったが、福島の事故がまったく反映されていない。いい加減な基準で再稼働を認めていくのはとんでもない」

 こう述べているのはみんなの党の渡辺喜美代表です(6日、新宿駅前)。しかし、公約では「原子力規制委員会が定める世界標準の新基準に適合しない限り原発の再稼働を認めない」として、「新基準に適合すれば再稼働を認める」立場を表明しています。渡辺代表は憲法改定でも、96条の改憲発議の要件緩和に賛成しているのに、「民主主義を破壊する憲法改正は絶対に認めない」(4日、巣鴨)などと叫んでいます。

 自共対決の政治構図が明確になるなか、もともと自民党政治の補完勢力であるこれらの政党が、選挙目当てに「対決ポーズ」を演出しても、有権者の不信と批判を深めるだけです。


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