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2013年7月7日(日)

証券役員 アベノミクスの“恩恵”

報酬1億円超続々

大手2社 2人→10人に

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 安倍政権の経済政策「アベノミクス」による株高で業績が回復した大手証券2社の役員報酬が、2013年3月期に1億円を超した役員が前年の2人から10人に急増していたことが6月27日に公表された有価証券報告書などでわかりました。

 最大手の野村証券ホールディングス(HD)では、前年、1億円を超す報酬を得ていたのは、渡部賢一グループ最高経営責任者(CEO)の1億2800万円、柴田拓美グループ最高執行責任者(COO)の1億1300万円の2人でした。

 今回、永井浩二CEOがもっとも多い1億6600万円、吉川淳COOが1億6000万円と金額が上昇。続いて古賀信行会長が1億5600万円、森田敏夫執行役が1億3200万円、岩崎俊博執行役が1億2000万円と、1億円超の報酬を得た役員は5人となりました。

 一方、前年、1億円超の報酬があった役員がゼロだった大和証券グループ本社は一気に5人に。日比野隆司社長がもっとも多い2億1500万円、次いで鈴木茂晴会長が1億8800万円と大幅アップ。さらに岩本信之副社長が1億5100万円、高橋昭夫、草木頼幸両副社長が1億900万円でした。

 アベノミクスの影響が庶民には届いていない一方で、証券幹部はしっかりと“恩恵”を手にしていたことになります。

 両社は、自民党の政治資金団体「国民政治協会」に、11年、野村が500万円、大和が700万円の献金をそれぞれしています。


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