2013年7月9日(火)
比例候補は訴える
後継者の夢奪うTPP撤回を
紙 智子さん 活動地域 北海道、東北、北関東
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津波被害や放射能汚染によって農地を離れざるを得なくなった福島県の米農家の青年が「俺は農業が好きだ。誇りを持って農業を続けたい」と訴えたことが胸に迫ります。
厳しい現実に立ち向かう担い手を応援するのが、本来の国の責任です。しかし、安倍内閣は公約を破りTPP(環太平洋連携協定)交渉参加を表明し、後継者の希望を奪おうとしています。
関税ゼロが原則のTPPに参加すれば、農業生産額を半減させ、今でさえ39%と低い食料自給率をさらに引き下げます。世界では、飢餓をなくそうと食料増産を呼びかけている時に、日本は、農業をつぶし地域経済を崩壊させ、食料を外国に委ねてしまう。こんな国にしていいのでしょうか。TPP参加断固撤回を求めていきます。家族経営でも大規模経営でも成り立つ農業政策を進めます。
原発の新規制基準がきょう(8日)から施行され、電力4社はそろって再稼働させるために申請しました。とんでもないことです。
福島第1原発の3号機付近は、放射線量が毎時1000マイクロシーベルトあり、誰も近づけません。大量の汚染水の処理も決まっていない。それなのに、どうして再稼働ができるでしょうか。最優先にやるべきは、収束宣言を撤回し、国と東電の責任で、除染、賠償、廃炉を行うことです。
全国に広がった再稼働反対の世論と運動が、再稼働を押しとどめてきました。原発マネーに汚染されていない日本共産党が伸びることが、原発ゼロに踏み出す大きな力になります。
大震災では、自ら被災しながらも身をていして被災者救援のために頑張る日本共産党員の姿に、胸がいっぱいになりました。“国民の苦難あるところに日本共産党あり”の立党の原点があると思いました。この頑張りに恥じない国会議員でなければならないと決意して活動してきました。
地域と国会を結ぶネットワークの力を持った日本共産党の議席が増えれば、政治は変わります。必ず勝たせてください。(8日、岩手県内で)