2013年7月23日(火)
TPP交渉 脱退求める
北海道北見 オホーツク集会に2000人
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環太平洋連携協定(TPP)の会合に日本が23日から初めて参加するのを前に北海道北見市で22日、「TPPから『地域』『暮らし』『いのち』を守るオホーツク総決起集会」が開かれました。主催はオホーツク農業協同組合長会や同管内森林組合振興会などでつくる実行委員会。北見市を中心にしたオホーツク管内から農民や農協職員、市民ら2000人が参加しました。
主催者代表のあいさでオホーツク農協組合長会の佐藤正昭会長が「オホーツク地域の経済を壊滅させるTPP交渉参加は断じて許さない。脱退を求めよう」とのべました。
集会は「政府に抗議し、即時脱退を強く求める」との集会宣言を採択しました。
来賓あいさつをした自民党の武部新衆院議員が「参院選は農村地域で厳しい結果だった。不信を抱かせたことを率直におわびする。重要5品目が守られなければ撤退も辞さない」と話すと、会場からは「うそつくな」とヤジが飛びました。
「TPP即時脱退」のはちまきをした参加者は、集会後に北見市内をデモ行進し、「地域の声を無視するな」「TPP参加反対」と唱和しました。