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2013年8月3日(土)

原爆症訴訟 勝利判決報告集会

認定一日も早く 運動強める

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(写真)勝利判決をよろこび、支援への感謝を述べる原告の人たち=2日、大阪市

 「おめでとう」「全員勝利」。大阪地裁で原爆症認定却下の取り消しを求めた訴訟の勝利判決が出された2日、大阪市内で勝利報告集会が開かれました。

 ノーモア・ヒバクシャ訴訟支援近畿連絡会、同近畿弁護団がよびかけ、約100人が勝訴を喜び合い、原告に花束が贈られました。

 原告は「6年前に原爆症の認定を出してやっときょうの判決で認められた。本当に長い年月だった」「勝利判決でうれしいが、認定を却下した国に対しての新たな怒りが込み上げてきた」「一日も早く認定されるよう運動を強めていきたい」とこもごも語りました。

 愛知県でたたかっている原告、弁護団、支援者がかけつけました。原告が「胸がいっぱい。たたかってここまでこられたと喜んでいます。私たちも9月の裁判を、心引き締めて頑張ります」とあいさつしました。

 藤原精吾近畿弁護団長は「判決は全国の運動をさらに前進させ、大きな節目になった。国へ控訴するな、原爆症認定基準の抜本的改定と責任を認めて補償せよ、将来にわたって非人道的なことは許さないの声をあげていこう」と訴えました。

 神戸市から参加した山口庸子さん(79)は「長年苦労してきて、こんなにうれしいことはありません。多くの人がまだ苦しんでいます。これから訴える人たちも認定してほしい」と話しました。

「制度抜本改定を」原告・弁護団 声明

 「ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟」の原告団、弁護団らは2日、大阪地裁判決を受けて声明を発表しました。

 声明は、▽今後訴訟で争う必要のないように、早期に認定制度を抜本的に改定し、すべての被爆者の救済を図る▽福島原発事故で今後も予測される放射線被害の拡大を未然に防ぐため、最大限の手だてを尽くす▽核兵器禁止条約の実現に率先して努力する―などを国に求めています。


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