「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年8月6日(火)

核兵器廃絶の扉開く世論築こう

原水爆禁止世界大会・国際会議閉会

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 広島市で行われていた原水爆禁止2013年世界大会・国際会議は5日、核兵器の残虐性・非人道性を広範な人びとに知らせ、核兵器禁止条約の交渉開始の扉を開く運動と世論をさらに広げるよう呼びかける宣言を、参加者の総意として採択し、閉会しました。

 宣言は、20万余の市民の命を奪った広島と長崎の原爆投下は、「人間として死ぬことも、生きることも許さない『この世の地獄』」だったと指摘。核兵器の即時違法化を求めています。

 2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、すべての政府に「核兵器のない世界」の合意実現を迫ることを訴えています。

 「原爆展」や被爆者証言活動、国際署名、ソーシャルメディアの活用など、多くの人びとが参加できる多様な行動を組織すること、あらゆる核被害者への支援・連帯をすすめることを強調しています。

 原発からの脱却を求める運動や社会的不正義の解決を求める全ての人びととの連帯を発展させ、「『核兵器のない平和で公正な世界』への広大な共同と連帯をつくりだそう」と世界に呼びかけています。

 前日に行われた三つの分科会や関連行事の科学者集会(1日)の報告も行われました。

市民と海外代表が交流

写真

(写真)パネリストが発言し、参加者がそれぞれ意見を出し合った「市民と海外代表の交流のつどい」=5日、広島市中区

 原水爆禁止世界大会の関連行事、「市民と海外代表の交流のつどい」が5日夜、広島市内で行われ、核廃絶・平和運動のうねりを高め、広げるために国内外の青年らが活発に意見を交わしました。

 海外代表の一人、米軍基地に反対する「グアム平和正義連合」のジョゼフ・セルテサさんは、基地のない島々の実現に向けて、芸術祭、音楽・壁画づくりを通して運動を多彩に広げていることを紹介。参加者に対し、「みなさんの情熱やエネルギーを共有することはすばらしい。私の活動も伝え続けていきたい」と発言しました。

 海外代表4人の発言後、2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、若い世代に何ができるのかを交流しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって