2013年8月6日(火)
ストーン監督 初の広島
“正しく記憶を”
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映画「プラトーン」「JFK」などで知られる米映画監督、オリバー・ストーン氏が広島市を初めて訪問し、5日は市内の平和公園を見学しました。
昨年制作したテレビドキュメンタリー「もうひとつのアメリカ史」の共同脚本執筆者、アメリカン大学のピーター・カズニック教授らとともに、爆心地近くの相生橋から原爆ドーム、原爆の子の像などを見て回りました。
これに先立ってストーン、カズニック両氏は4日、原爆資料館を訪問。約1時間にわたる見学でストーン氏は、原爆がなぜ投下されたかを解説したパネル展示などに時折足を止めて見入っていました。
終了後、ストーン氏は記者団に「米国の歴史教科書では原爆投下が正当化されてきた」と述べ、「広島は正しく記憶にとどめておかねばならない」と強調。カズニック氏は展示について「原爆投下がソ連に対する警告だったという、米国民には知らされていない歴史を紹介している」と指摘しました。
ストーン、カズニック両氏は6日、原水爆禁止2013年世界大会・ヒロシマデー集会の特別企画に参加します。