2013年8月7日(水)
「TPP秘密交渉は即撤退」 官邸前でアクション
紙、吉良両議員激励あいさつ
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「主権者をふみにじるTPP(環太平洋連携協定)秘密交渉からはすぐ撤退せよ」。市民・農民団体などの実行委員会が呼びかける「STOP TPP!!官邸前アクション」が6日、首相官邸前で声をあげました。
アクションは、昨年8月に始まり17回目。安倍晋三内閣が7月下旬にマレーシアで開かれたTPP交渉会合に正式参加し、交渉内容を秘密にしていることにたいし、「TPP交渉撤回、くらしを農業、簡保を売るな。国民の健康守れ」と唱和しました。郵政労働者の吉原真次さん(57)は、郵便ポスト姿で参加し、「郵政事業が外資の食い物にされるのは許されない」と話します。
アクション呼びかけ人の一人で、マレーシアでNGO行動に参加したアジア太平洋資料センターの内田聖子事務局長は「秘密で異常な契約・交渉に入って、このまま続けることは許せない」とのべると、参加者は太鼓を鳴らし、「そうだ」と応えました。
日本共産党の紙智子、吉良よし子の両参院議員が参加。紙氏は、TPP「秘密保持契約」の内容や日本の発言内容の明示を求めた質問主意書を政府に提出したことを紹介し、「国会で議論し、撤回を求める。一緒にたたかいましょう」と激励あいさつしました。