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2013年8月15日(木)

オスプレイ低周波音 基準値大きく上回る

騒音も電車ガード下に相当

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 米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ9機が普天間基地(沖縄県宜野湾市)に強行配備された12日、同機が建物のがたつきや心身に不快感を与える低周波音を発生させ、基準値を大きく上回っていたことが14日までに分かりました。

 琉球大学の渡嘉敷健准教授(環境工学)が同市上大謝名(うえおおじゃな)公民館の屋上で測定したもの。「9機のうち8機が集中的に飛来した影響が大きい。複数機の飛行を規制するなどの措置を取る必要がある」と指摘します。

 12日午前10時23分15秒の測定では、40ヘルツで101・8デシベル(低周波音、騒音を比較する際の音の強さ)を記録。政府が同県名護市辺野古への新基地建設に伴う環境影響評価(アセス)で示した「心理的影響」の「閾(いき)値」を23・8デシベル上回りました。

 その1秒後の測定では、「物的影響」でも「閾値」を21・8デシベル上回っています。

 一方、オスプレイが飛来したのと同時刻に普天間基地上空を飛行していたKC130空中給油機が発した低周波音は、「閾値」を下回っていました。

 騒音でも、9機中8機が集中的に飛来した時間帯の午前10時20分、最大で96・6デシベルに達しました。「電車通行時のガード下」に相当します。「オスプレイは比較的音が静か」(12日の米海兵隊報道発表)という説明が虚構であることが浮き彫りになりました。

 さらに、同公民館の屋内でも、最大で79・5デシベルを記録(同午前10時22分)。「地下鉄電車内」に相当し、「電話が聞こえないレベル」です。

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