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2013年8月21日(水)

「新規事業の余裕ない」

穀田氏 “国土強靭化”を批判

TVタックル

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 日本共産党の穀田恵二国対委員長は19日放映のテレビ朝日系「TVタックル」に出演し、10年間で200兆円を公共事業にばらまく自民党の国土強靭(きょうじん)化計画や災害対策を議論しました。

 番組は豪雨災害の被災者のインタビューも交えて、「床上、床下浸水の世帯は支援対象になっていない」と支援のあり方を問いました。

 穀田氏は、阪神・淡路大震災の9日後に「住宅再建なくして生活再建なし」と公的支援制度の設立を国会で初めて提起したと振り返り、「政府は個人の財産形成に資するようなことはできないといったが、生活再建は経済再建や町の再建につながる」と支援拡充を訴えました。

 自民党の西川公也衆院議員が「いい保険もある。地震も対象。何でも公助なら金が持たない」と保険加入を国民に要求し、エッセイストの阿川佐和子氏が「国に頼らず保険に入れということですか」と驚きを口にしました。

 穀田氏は西川氏の姿勢を批判し、2兆円を超える東日本大震災の復興予算流用をあげて「流用しているお金を(元に戻して)使うだけでも十分にできる」と重ねて支援拡充を求めました。

 国土強靭化計画をめぐる議論では、老朽化対策の緊急性・重要性を指摘する穀田氏の問題提起を受けて番組が「(今後の)50年間でおよそ190兆円もインフラの維持に必要。負の遺産になりつつある」と紹介。

 穀田氏は「新規事業をやる余裕はない。学校や水道などを合わせて数百兆円を今後、老朽化対策に要する。いま何が起きているのか現場を見るべきだ」と、東京外郭環状道路をはじめ自民党が進める不要・不急の大型開発の中止を求めました。


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