2013年9月4日(水)
「TPP断固阻止!」
北海道・東北 JA組合長ら集う
紙議員あいさつ
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北海道と東北地域、7道県内のJA組合長らが3日、青森県三沢市で一堂に会し、環太平洋連携協定(TPP)参加を阻止するための集会を開きました。220人が参加。7道県のJA中央会でつくる北海道・東北農業対策協議会が開きました。
同協議会会長の木村一男・秋田中央会会長は主催者あいさつで「政府はTPP交渉内容に守秘義務があるとして、情報開示、国民的議論がないまま進めている」と批判。「衆参両院の農水委の国会決議を順守し、それが守られない場合は交渉から脱退を」と訴えました。
出席した日本共産党の紙智子参院議員のほか、自民、公明、民主など6党の国会議員に、参加阻止に向け政府への働きかけを強めるよう要請。同協議会副会長の飛田稔章・北海道中央会会長が要請書を読み上げました。
紙議員はあいさつで北海道、東北は日本の食料基地だと強調し、「東北では震災復興への取り組みが続けられています。その時、政府がTPP交渉に入ったことに怒りを込めて抗議したい」と述べました。
また、TPP交渉と並行した日米2国間協議の内容を日本政府に公表するよう求めてきたことや、参院農水委員会の閉会中審査を要求してきたと紹介。「徹底して国民にTPPの異常さを知ってもらうため宣伝行動を広げ、皆さんと一緒に断固阻止のため頑張りたい」と表明しました。