2013年9月7日(土)
官邸前抗議行動
汚染水対策 いますぐ
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「原発ゼロ」を求める首都圏反原発連合(反原連)は6日、70回目の首相官邸前抗議行動を行い、「海を汚すな」「再稼働反対」と訴えました。福島第1原発で放射能汚染水が海洋に流出し続けていても原発の再稼働を推進する安倍晋三内閣に、抗議の声をあげました。
この日の参加者は、2900人(主催者発表)。「汚染水放出 断固阻止」「再稼働やめろ」と書いた横断幕やプラカードなどが官邸前に揺れました。反原連のミサオ・レッドウルフさんが「緊急に汚染水対策に全力を尽くしてほしい」「原発を絶対に1基たりとも動かすな」と訴えると、「そうだ」の声があがりました。
友人を誘って参加した東京都多摩市の女性(33)は「汚染水は怖い。海や魚は日本だけのものじゃない。水が汚れてしまうのは致命的。再稼働なんてしないで、原発は今すぐやめるべきです」といいます。
同大田区から参加した男性(70)は「このまま汚染水を流し続けたら国際社会から相手にされなくなる。汚染水タンクの管理すらできないのに、原発を運転できるはずがない」。
笠井・吉良両氏「国が前面に」
官邸前抗議行動
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日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は6日、原発に反対する首相官邸前抗議行動に参加してスピーチしました。
笠井氏は安倍首相に対し、「原発事故の収束宣言を撤回し、国が前面に出て英知を結集し、放射能汚染水漏れの実態を調べるべきだ」とのべました。
吉良氏は、大飯原発の4号機が15日に検査のために停止して国内で稼働している原発がゼロになるとのべ、「日本中から原発をなくすまで声をあげ続けていきましょう」とよびかけました。