2013年9月24日(火)
共同広げTPP阻止
福岡でシンポ 紙参院議員ら訴え
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日本共産党福岡県委員会は23日、紙智子参院議員と、環太平洋連携協定(TPP)反対運動に取り組む農協や団体の代表をパネリストに、「TPPを考えるシンポジウム」を福岡市で開きました。イスを追加するほど会場いっぱいの約350人が参加しました。
紙議員は、安倍政権が国内では医療や農業を守ると言いながら、TPP交渉では一切主張せず、秘密交渉を進めている無責任な態度を批判。「TPPが多国籍企業の利益のためだと知れ渡り、米国内でも反対の声が上がっている。内容を国民に知らせ、阻止の一点で共同しよう」と呼びかけました。
JAむなかたの舩津重敏営農部長は、日本の農家は安全な農産物作りのため農薬や化学肥料の使用を記録、生産技術向上に努力しているとし「海外は100倍、1000倍の面積で遺伝子組み換え作物、農薬を前提にした農業。同じ土俵ではたたかえない。消費者にも食を守る協力を求めたい」と話しました。
県社保協の岡崎誠事務局次長は「日本以外の参加国には公的医療制度がない。TPPで皆保険制度が壊される」と指摘しました。
TPP反対福岡ネットの松尾照和委員長(JA福岡中央会会長)が、広範な連携のもと断固反対の運動を強めるとしたメッセージを寄せました。