2013年9月29日(日)
日本共産党国会議員駆ける
紙氏が兵庫でTPP報告
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日本共産党兵庫県委員会は28日、「TPP参加阻止のための国会報告会」を神戸市中央区内で開き、紙智子参院議員がTPP問題のそもそも論から最新の情勢まで縦横に語りました。
紙氏は、但馬牛や丹波の黒大豆、淡路のタマネギなど兵庫の農業の多様性にふれ、「これがTPPで大きな影響を受けます」と強調。日本が8月から本格的交渉に参加し、非関税分野の日米並行協議も始まったもとで、守秘義務を盾に全く情報を開示しないことや、「重要農産物の聖域確保」は無理で農林水産業への大打撃は明白なこと、食の安全や医療などあらゆる分野に影響―など明らかになった危険性を報告しました。
多国籍企業に特権を与え、国家主権を脅かすISD(投資家対政府紛争)条項の重大な問題を説明し、「国民には百害あって一利なし。交渉から即時撤退しかなく、TPP反対の一点共同をさらに広げましょう。私たちも国会で追いつめます」と訴えました。
農業、医療関係者など60人が参加。「TPPに後から入ったアメリカがなぜ偉そうにできるのか」「EPAとTPPはどちらが優先するのか」「自主共済も非常に危ない」など質問や意見が相次ぎ、紙氏が詳しく答えました。
篠山市の酒井隆明市長からメッセージが寄せられました。